ULPLUSの広告を理解するためのコラムADlab(アドラボ) 印刷編vol.6
アクアチントの制作工程
印刷編Vol.5では、メゾチントの制作工程をお伝えいたしました。
今回の印刷編Vol.6ではアクアチントの制作工程をお伝えいたします。
アクアチントは、フランス人のジャン・バティスト・ルプランスが創始しました。腐食防止用の防蝕剤(松脂を細かくパウダー状にしたもの)を布の袋などに入れて銅版に振りかけ、熱で定着させた後に腐蝕する。防触剤の隙間から覗いた銅版が腐蝕され、ザラザラなサンドペーパーのような面が生じます。濃淡は腐蝕の時間で加減します。近年は、アクリル樹脂系の防触剤をエアブラシで吹きつける方法も多用されています。
制作工程は以下の図をご参照ください。