印刷の歴史< 誕生(2世紀)からグーテンベルクの発明(15世紀)まで

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2023.05.30

ULPLUS ADlab

【ADlab(アドラボ)】印刷編vol.3

ULPLUSの広告を理解するためのコラム 【ADlab(アドラボ)】印刷編vol.3

今回は印刷の歴史を2回に分けてご紹介します。

印刷の歴史 2世紀から15世紀まで

○2世紀:紙の発明

印刷の歴史は2世紀ごろの中国での紙の発明が最初と言われています。中国の蔡倫という人が作ったとされています。

蔡倫

○5世紀:千体仏作られる

インドで仏像印を絹布に押して千体仏が作られました。

○7世紀:木版印刷

中国で本格的な木版印刷が始まる。

○9世紀:最古の木版印刷

「金剛般若波羅密教」が印刷される

○11世紀:畢昇が陶活字を発明

○13世紀:銅活字|木活字組版

朝鮮で銅活字が作られる。

中国の王禎が木活字組版を発明し、初の木活字本を刊行

○15世紀:活版印刷術の発明

1450年頃、ドイツのグーテンベルクが活版印刷術を発明しました。この発明により大量印刷が可能になり、聖書など思想を啓蒙するためにその技術が活躍しました。

15世紀には、すでに中国から紙の抄造法が伝わっていて、グーテンベルグ誕生のドイツにも本格的な製紙工場が設立されていました。印刷に使える紙を手に入れやすくなり、絵画用の油絵の具が開発され、それに伴って油性の印刷インキもつくられました。

グーテンベルクの発明が成功した要因は、このように、活字印刷術を取り巻く環境がすでに整っていたことに起因します。後世になって、この活版印刷術は羅針盤、火薬とともに、ルネッサンス期の三大発明と言われています。

このようなことから、グーテンベルクは近代印刷の祖と言われています。

この印刷機によるグーテンベルクの発明が広告というビジネスの発端とも言えますので、ある意味グーテンベルクは広告の祖を行っても過言ではないと考えています。