ULPLUSの広告を理解するためのコラムADlab(アドラボ) 印刷編vol.2
オフセット印刷とオンデマンド印刷の違いとは?
今回は印刷手法の違いをご紹介します!
私たちはお客様からの印刷業務をお受けする際に、その印刷物がチラシなのかポスターなのか、高価格な商品を紹介するものなのかといった性質と、それがどのように配られ何部必要なのかということに留意します。
部数が少ない場合はオンデマンド、部数が多い場合はオフセットをご提案いたします。
その理由はその印刷手法にございます。
今回は、オンデマンド印刷とオフセット印刷の一体何が違うのかということをご説明させて頂きます。
主な制作の流れ
<オンデマンド印刷について>
まずは版を使わないオンデマンド印刷をご紹介いたします。
「オンデマンド」とは、ユーザの要求があった際に、その要求に応じてサービスを提供するという意味があります。
オンデマンドの印刷手法は電子写真方式やインクジェット方式などを利用した高速デジタル印刷機による印刷手法です。
主にレーザープリントがメインで使われ、レーザーによる静電気でドラムユニットに絵を描き、そこにトナーを定着させ、紙へ印字する仕組みです。
メリット
・納期が早い、スピード対応が可能
・少部数、少量印刷に向いている
・目的に合わせてフレキシブルに対応が可能
・技術の進歩によりオフセット印刷に引けを取らない仕上がり
デメリット
・大量部数はオフセットよりもコスト高になる
・再現性に限界がある
<オフセット印刷について>
印刷版のインキをいったん転写用ローラーであるブランケットに移し(OFF)、そのブランケットから印刷用紙に転写(SET)させる方式で、大量印刷に向いています。
印刷方法は主に、凸版印刷、凹版(グラビア印刷)、平版印刷(オフセット印刷はその一方式にすぎません)、孔版(シルクスクリーン等)などがあります。
メリット
・高細密
・大部数、大量印刷向き
・高い再現性(オンデマンドでは出せない色を出せる)
デメリット
・小部数はオンデマンドよりもコスト高になる
以上がオンデマンド印刷とオフセット印刷の違いです。
▲オフセットの印刷機はかなり大きいです。
オフセットは、いわゆる”版画”をイメージするとわかりやすいです。
小学生のときに図工の時間で、木版を作成したあとインクをつけて、紙転写しませんでしたか。
版がある限り同じものを何度も刷れるのも特徴です。
まとめ
まとめますと、両方にメリットとデメリットがありますが、対象とする印刷物の特徴に合わせて
選択することをお勧めいたします。
最近では、SDGsの流れを汲んでFSC認証紙などを使用することが求められるケースが増えています。環境に配慮した事業を行っている企業様にはこのような紙をお勧めしております。
詳しくはお気軽にお問い合わせください。