【ADlab(アドラボ)】写真編vol.4 レンズの絞りについて
今回はレンズのことについてお伝えさせて頂きます。
レンズには絞りという機能があります、
レンズの開口部を開いて大きくしたり、閉じて小さくしたりするのが絞りです。
人の瞳をイメージして頂ければ分かりやすいと思います。
遠くを見る時は目を凝らして見ますけれど、これがレンズを絞って開口部を小さくする働きと同じになります。
つまり、レンズを絞って開口部を小さくすると遠くまでピントが合うということです。
詳しくは下の図をご覧ください。

一方、その時の光の状態はレンズを絞っているので、カメラの中(センサー)に入ってくる光の量が少なくなりますので、その分時間が必要になります。
時間はシャッタースピードで決まります。
そして、カメラの中のセンサーの感度(ISO)が低いか高いかによって絞りとシャッタースピードも変わります。
下の図の「イメージセンサー」のところでISOを設定することが出来ます。
ISOが高ければ、感度が高いので光の量が少なくても画像が写ります。しかし、それと比例して画素数が大きくなって、画像が荒くなる特徴があります。
ISOが低ければ低いほど画像はきめ細かく滑らかになります。
人物などを撮影するときは、ISOを低くすると肌が滑らかになって美しく撮れる傾向があります。
一方、夜景や星空など暗い環境で撮影をする場合は、ISOを高く設定することによって小さな光も取り込めるようになります。

感度とは、光に対してセンサーが感じやすいか、感じにくいかということです。
ISOが高ければ、感じやすい(敏感)、低ければ感じにくい(鈍感)と覚えて頂ければ良いと思います。
この絞りとシャッタースピードとISOの関係を「露出のトライアングル」と言います。