【ADlab(アドラボ)】写真編vol.3 光と色の関係
写真は何らかの手段で光を集めたものです。
被写体の反射光を内側に導いて像を結ばせ、画像として記録します(イメージセンサーイラスト参照)。光の質と量は、撮影する時間や天気、方角、光限によって変わります。
光の流れ

光は電磁場の波動として伝搬します。
物体に当たると、私たちが色として感知する可視光の波長域の一部は物体に吸収されて、他は散乱もしくは反射されます。この散乱、反射したものが、私たちの目にはさまざまな色として感知されます。
例えば、葉っぱが緑色に見えるのは、緑色以外の全ての光線を吸収するからです。
光の特性
光は波であり、波は山と谷の連なりとして伝わります。山と次の山の距離を波長といいます。
この波長によって異なる色感覚を与え、紫(380-430nm)、青(430-490nm)、黄(550-590nm)、橙(590-640nm)、赤(640-770nm)として認識されています。
これらの色が合わさることであらゆる色が生まれます。
目に見える色は私たちの目の網膜にある錐体細胞(視細胞の一種)に作用するが、カメラでこれに相当するのがイメージセンサーです(イメージセンサーイラスト参照)。錐体細胞は脳に信号を送り、脳がそれを感知して記録します。カメラではメモリーカードなどが感知して記録します。
何だか不思議だと思いませんか?
