既存のホームページでは伝えきれないエッセンスを記事に
既存のホームページリニューアルに伴い、それぞれのホテルブランドの特色や宿泊プランでは伝えきれてないホテルの魅力を伝えたい、一般的な方々が抱いている弊社ホテルのイメージを変えられるような記事を作って頂きたい。というご相談から本プロジェクトは始まりました。
ご依頼にあたり、以下の5のポイントで記事を制作。
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1.ヒアリング
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それぞれのホテルでそれぞれ特徴があり、クライアントへのヒアリングによりどのような記事が良いか検討し、企画を提案し制作に取り掛かっています。私たちは特にこの段階を大切にしており、お客様が記事に何を望んでいるのかを把握して目的を明確にいたします。また、ヒアリングを掘り下げてテーマを見つけ出し、オリジナリティのある記事を目指します。
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2.コンテンツのパーソナライズ
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弊社は記事制作において、オーディエンスの多様性を考慮し、コンテンツをパーソナライズしています。ターゲット層の特徴や好みに合わせ、個別の興味を引くようなアプローチを行います。
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3.ストーリーテリングの力
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記事にはストーリーテリングの力を活かし、情報だけでなく感情や体験を伝えることに焦点を当てます。弊社はストーリーを通じて読者に深い印象を残し、コンテンツが心に響くよう工夫します。また、記事を書くライターの力量がとても大切になります。お客様にマッチするスタッフをコーディネイトすることにも細心の注意を払いチームビルディングを行います。
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4.ビジュアル要素の組み込み
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高品質な文章だけでなく、ビジュアル要素も重要視します。お客様が望むイメージにあった写真が撮影できるプロのカメラマンをアサインいたします。今回のロイヤルパークホテルズアンドリゾーツ様の記事では、カメラマンの質感のある写真が記事に視覚的な魅力を高め、読者により豊かな体験を提供することが出来ました。
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5.共感を超えた感動を創造するコンテンツ
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記事制作においては、適切なキーワードの選定や構造の最適化など、検索エンジン最適化(SEO)は大切なことだと認識しております。しかし、私たちはSEOの結果よりも記事を読んだ方が共感し感動して頂けるのかということを大切にしております。検索結果での露出を向上できても、オーディエンスがファンになってもらえなければ行動には繋がりません。WEB記事では検索結果の成果を重視される傾向がありますが、ただキーワードだけを羅列する記事に人の心は動きません。心が動いて初めて行動につながると私たちは考えます。
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今回ご紹介するロイヤルパークホテルズアンドリゾーツ様のコンテンツでは、宿泊プランやレストラン、ブライダルなど既存のサービスを紹介する通常のホームページのコンテンツではなく、そこでは伝えきれないホテルの想いを伝える記事を目指しました。
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記事制作の舞台裏〜Journal誕生まで〜
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さて、ここで記事制作までの過程を振り返って、人気コンテンツ「Journal」ができるまでの過程をご紹介いたします。
ロイヤルパークホテルズアンドリゾーツとは
ロイヤルパークホテルズアンドリゾーツは、北は北海道から南は九州まで、全国の主要都市を中心に複数ブランドのホテルを展開しており、1989年のロイヤルパークホテル(東京都中央区日本橋)開業以来、「街と、もてなす。」というメッセージのもと、その街ならでのおもてなしを提供しているホテルです。
ホテルはフルサービス型と宿泊主体型、2つのラインナップ。洗練された、心地よい空間とホスピタリティを誇り、宿泊、レストラン、宴会機能が揃うフルサービス型に加え、時代とともに変化するホテルへのニーズを汲み取り、快適性と機能性を追求した宿泊主体型を展開しています。
<ホテルブランド一覧>
ROYAL PARK HOTEL
THE ROYAL PARK HOTEL ICONIC
THE ROYAL PARK HOTEL
THE ROYAL PARK HOTEL CANVAS
弊社が担当しているコンテンツはプラットフォームは自社サイト内にて運営する
「ロイヤルパークホテルズJournal」です。
まずは、サービス以外の目に見えないホテルの良さを伝えるために「人にフィーチャーする」ことをコンセプトにしました。ホテルの中で働く人々にスポットを当てることで、目見にえないロイヤルパークホテル様のサービスに対する情熱が伝えられる。人を介してホテル自体の魅力と伝えることで、読み手がブランドのファンになるような記事になるはずだと考えました。
そこで企画にあたり、その前段階では、「売り手」「使い手」「作り手」という3つの視点を設定。
それぞれを以下のように位置付け、毎回のホテルの課題に合わせて、どの視点で記事を展開していくのが最適なのかを検討していくことにしました。
ブランドのミッションを表現しビジョンを伝えていくための考え方
売り手=ロイヤルパークホテルズアンドリゾーツ
使い手=お客様、アンバサダー、モニター
作り手=ホテル、ブランドづくりに携わる第三者(デザイナー、建築家、地元企業etc.)
※企画書のイメージ
毎回の記事の中で、視点とテーマを明確にすることで、情報を盛り込むだけの記事にとどめず、読み手の没入感、高揚感に寄り添うような記事に仕上げています。
記事制作に着手
まずは、第一弾として話題に上がったのは、ザ ロイヤルパークホテル 京都三条。
開業10周年を迎える節目にあるこのタイミングで、ぜひ取材をしてもらいたいと要望をいただきました。
記事は一般的に思われているであろう「ちょっと敷居が高い」という印象を変えたいというご要望でした。私たちは、まず情報収集から始めました。
「ザ ロイヤルパークホテル 京都三条ホテルの良さとは?」
「ザ ロイヤルパークホテル 京都三条の特徴は何か?」
「競合ひしめくホテル間の競争が激しい京都において、なぜ10年間続けられたのか」
「同じグループでも京都にしかないものは何か?」
「魅力をどこにあるのか?」
など課題を、前述の「ブランドのミッションを表現しビジョンを伝えていくための考え方」に沿ってクライアントとスタッフ間で話し合いを重ねました。
初回となる記事の企画から制作、納品までの流れは以下のとおりです。
Model Case:「ザ ロイヤルパークホテル 京都三条」
https://www.royalparkhotels.co.jp/journal/article02/
▼初回お打ち合わせ
事業部ご担当者様、現地ホテル総支配人とお打ち合わせ。
ホテル開業10周年にかける想いや、この10年の歩み、ホテルの訴求したいポイントを丁寧にヒアリング。
▼企画ご提案:「10のマイルール」
初回ヒアリングを受け、ホテルの魅力を引き出す軸を「人」に設定。
開業当初からホテルを知る総支配人を主役に、ホテルで働く人として大切にすること、想い、街のことなどを、「10のマイルール」という切り口で企画提案。
記事は、支配人の一日に密着という形で、時間軸に合わせてマイルールをイメージとともに届ける構成。
お話を伺うと取材対象の総支配人は人望が厚く、ホテルマンとしてお手本のような方でしたので、構成が作りやすく人選に間違いがなかったことを確信しました。
▼取材調整・撮影準備
構成案の調整を終えたのち、具体的になった記事構成をもとに取材調整と撮影準備に入っていきました。
取材時には、限られた時間内でホテルの撮影、取材を終える必要があります。当日現場での対応をスムーズにするため、ULPLUSプロデューサーがホテル側と調整をさせていただき、香盤表の作成から撮影に必要な人員、ものの確保を行います(*1)。
こだわりの写真クオリティ
また、私たちULPLUSでは記事制作を行う上で大切にしていることがあります。
それは写真です。
オウンドメディアの記事作成において、写真のクオリティはその出来を左右すると言っても過言ではございません。
今回のカメラマンは、有名ホテルグループからも指名がある程の実力者で言葉では表現しにくい優しい雰囲気の写真を撮影して頂いたことで記事全体のクオリティをグッと引き上げてくれました。
また事前にクライアントとも、カメラマンの作品、撮影カットの想定など綿密な打ち合わせでコニュニケーションを取り、クライアントを含めたチーム全体の記事の仕上がりイメージを近づけます。
弊社が起用するカメラマンは作品や実績のみならず、仕事の進め方、現場での対応などのコミュニケーション等もチームとして自信を持てる方々です。
*1プロジェクトによっては、外部施設への取材交渉や調整もさせていただきます。
▼取材・撮影当日
「ザ ロイヤルパークホテル 京都三条」では、現地広報ご担当者様とも連携させていただき、撮影・取材を進めていきました。
取材当日は弊社プロデューサー指揮のもと、撮影・取材を順序よく進めていきます。
当日の天候や急遽のプラン変更などにも臨機応変に対応し、スピーディに進行することが出来ました。
▼記事執筆・画像セレクト
取材・撮影後は進行スケジュールにそって、制作を進めていきました。
記事執筆は当日担当したライターが構成案をもとに執筆。
画像も記事に合わせてセレクトさせていただきました。
▼原稿ご確認・調整
記事初稿が完成したのち、ホテル側と連携してご確認作業に入っていきます。
ホテル事業部、ホテル現地ご担当者様、皆様からの要望をお受けしつつ、プロのライターの視点で表現を調整。最終段階までに2〜4回ほど(*2)修正を重ねました。
*2 記事の修正回収はプロジェクトによって異なります。
▼納品
完成した記事、本画像データを納品させていただきました。
本プロジェクトでは素材のご納品までとなりますが、場合によってはCMSへの入力や入力作業などもご相談可能です。
▼完了
いかがでしたでしょうか。私たちはお客様のご要望に真摯に向き合ってご満足を頂ける記事制作を行いお役に立ちたいと考えています。
以下、URLはご紹介いたしました「ザ ロイヤルパークホテル 京都三条」記事になります。よろしければ他のコンテンツと合わせてぜひご一読ください。
https://www.royalparkhotels.co.jp/journal/article02/
<制作体制>
さて弊社ではお客様の記事制作を以下の体制で行なっております。
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- プロデューサー
- 編集企画担当
- ライター
- カメラマン
企画、取材、執筆後のWEB制作、社内報などへのグラフィック制作なども承っておりますので、ぜひお気軽にお問い合わせください。
<役割>
【プロデューサー】
プロジェクトの立ち上げから実装までの施策を検討します。市場調査や競合分析、コスト面の検討・管理も担当。お客様に最適な制作体制を構成し、プロジェクトを推進していきます。
・お客様連絡窓口️/連携
・予算管理
・クリエイター(ライターやカメラマン)との連携
・制作スケジュール策定・管理
・クオリティ監修
・マーケティング戦略立案
・PR戦略の策定
【編集企画(ディレクター)】
記事の対象となるターゲットの特徴や媒体特性を考慮して、読者に響く企画を担当します。
・企画構成
・取材アポ入れ/交渉
・取材
・記事編集
・クリエイター(ライターやカメラマン)との連携
・制作物のクオリティチェック/校正
・進行管理
【ライター】
情報の伝達だけでなく、コンテンツの企画趣旨を理解し、最適な表現で、読者とのコミュニケーションを円滑に行います。
・テーマ設定
・取材/インタビュー
・タイトル/見出しの設定
・本文作成
・原稿修正
・校正
【カメラマン】
弊社の厳しい評価基準をクリアしたカメラマンを起用しています。確かな実績と技術、感性があふれるプロカメラマン撮影〜納品までを担当します。
・視覚的なストーリーの構築
・撮影計画検討
・撮影
・画像編集
自社オウンドメディアの企画・運営のご相談、一本からの記事制作など、ご興味のある方はお気軽にご相談ください。
ロイヤルパークホテルズjournal記事一覧
https://www.royalparkhotels.co.jp/pickup/